幸か不幸か
私は幸せなのだろうか、それとも不幸なのだろうか。
仕事をドロップアウトし、一般的な社会人男性とは全く違う生き方をしている。体力も集中力も落ち、もはや回復の兆しはない。35歳。歳も歳だ。
平均年収すら稼いだことが無い。大学も中退している。履歴書はボロボロ。
現在はうつ病の薬を飲みながら、毎日毎日暇に狂いそうになりながら、動画を見て過ごす日々。日中誰とも話さない。コミュニケーション能力も、直に落ちていくだろう。
社会の一員として他人から尊敬されるような才能を発揮し、成果を出す。それが私の夢の一つであったが、達成できる見込みは1ミリもない。
ただ時間を浪費するだけの日々。私は何のために生まれてきたのだろうか?
しかし、見方を変えると、、私は幸せなのかもしれない。煩わしい人間関係で神経をすり減らすこともなく、過酷な対人折衝業務でストレスをためることも、もうない。
世間の大半の人々が毎日しんどい仕事をする一方で、私はゆっくり養生させて貰っている。
物の見方を変えるというのは、そういうことかもしれない。なんでも見方によっては悲観的にもなるし、楽観的にもなる。
いずれにしろ、私はもはや昔の私には戻れない。別人だと思った方がいい。すこしでも、意義のある時間を過ごしたいものだ。