息子の誕生日
心療内科の定期通院に行ってきた。
先生との話の中で、息子の誕生日の話になった。
息子は昨日誕生日だった。保育園の先生に、画用紙で記念のカードを作ってもらったらしい。
そこに「将来の夢」という欄があり、「お父さんみたいなおとうさんになりたい」と書かれてあった。
そのことを主治医に話しているとき、私は泣きそうになった。
私のような、働きもせず、日中はほぼ横になっているだけの、自分を無価値だと思っているような人間を、息子は目標にしてくれている。
私の第一の理解者は、息子なのだと思った。嬉しかった。
先生もこの話を聞いて、すごいねと喜んでくれた。
やっと、ああ自分はこのままでもいいんだと、少しづつではあるが、思えるようになってきた。